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Automatic pellet supply stove
COZZY

自動供給システムを搭載した
世界初のポータブルペレットストーブ
2026年1月 先行予約受付開始

開発までの道のり

2020年、FIREGRAPHIXはひとつの小さな炎から始まりました。
ポータブル薪ストーブの開発を皮切りに、サウナストーブ、家庭用ストーブへと領域を広げながら、「人と炎の最適な関係」を探し続け、挑戦を重ねてきました。

フィールドでの数えきれないテスト。ユーザーとのリアルな対話。
自問を繰り返す中で見えてきたのは、「手をかけずとも、炎が寄り添い続けるストーブ」という理想でした。

薪ストーブは美しい。しかし、薪を焚べなければ炎は消える。
灯油ストーブは便利だが、空気を重くし、換気が必要になる。

薪を焚べる手間も、灯油のにおいもない。オンタイムもオフタイム(就寝中)も、テントの中を穏やかに包み込み、快適な環境で朝を迎えられる。そんなポータブルストーブがあったなら、きっとキャンパーたちは喜んでくれる。

その理想をかたちにしたのが「COZZY」です。
世界で初めて自動供給システムを搭載したポータブルペレットストーブ。
さらに、ペレットだけでなく薪も使えるハイブリッド仕様を実現しました。

それは、炎の美しさや楽しさ、そして機能性と安全性を極めた、新しい薪ストーブのスタンダード。

自然と人のあいだに、心地よい温度を灯す。
COZZY――それは、炎の未来をつくるストーブ。
2026年1月に先行予約販売受付開始です。

Challenges and Solutions

課題と解決

重量

ポータブル薪ストーブの定義を、私たちは「20kg以下」と考えています。この実現のため、一体構造ではなく3分割構造を採用しました。板厚をできるだけ薄くし、熱の加わらない部分にはアルミを使用することで軽量化を図っています。

炉:20㎏・ペレット投入機:9㎏・タンク:6㎏ 総重量:35㎏

電源

家庭用ペレットストーブには100V電源が必要です。これは、ペレットを搬送する駆動部を動かすために大きな電力が必要だからです。しかし、多くのキャンプ場には電源がないため、モバイルバッテリーで稼働できる仕組みが必要でした。
COZZYのペレット搬送用ローターはわずか1.5Wで動作するため、5Vのモバイル電源でも十分に稼働します。

薪とペレット & 安全対策

COZZYは、ペレットと薪の同時使用、あるいは薪のみの燃焼にも対応。一次燃焼・二次燃焼用の調整レバーとエアーカーテン用レバーを分離し、自在な燃焼コントロールを可能にしました。
また、ペレット投入口下部には温度センサーを設置。温度が150℃以上、または50℃以下になった際にはペレットの供給を自動停止し、ブザーで使用者に知らせる安全機能を備えています。

ペレットの詰まり

従来の自重式キャンプ用ペレットストーブで使用される、すり鉢形状のタンクでは、ペレットが押し合いをして詰まり、炉内に落ちなくなることがありました。そこで試行錯誤を重ね、ペレットがスムーズに落下する独自の形状を開発しました。

自動運転

従来の自重式キャンプ用ペレットストーブでは、約30分で1kgのペレットが燃え尽きてしまいます。8時間燃やし続けるには16kgのペレットが必要で、大容量のタンクが不可欠でした。
一方COZZYは、ペレットの供給スピードを制御できるため、1kgで最大約80分燃焼可能。燃料タンクには10kgのペレットが収まり、最大約13時間の自動運転を実現しています。

クリンカ対策

「クリンカ」とは、燃焼後にペレットが黒く固まってしまう現象を指します。これが過剰に発生すると空気の流れを妨げ、ポッドにペレットが滞留してタンクへ熱が伝わり、危険な状態を招きます。COZZYはペレット供給スピードと空気量を調整できるうえ、独自開発のポッド形状によってクリンカの発生を最小限に抑制。万が一クリンカが蓄積しても、タンクと炉を独立構造とすることで高温がペレットに伝わらない設計になっています。
さらに、安全装置を搭載しており、設定温度に達すると自動でペレット供給を停止します。

COZZY

炉本体:W351mmxH514mmxD346mm 20 kg
ペレット投入機:W328mmx456mmxD224mm 9 kg|
ペレットタンク:W320mmx404mmxD200mm 6kg
総重量:35kg
材質:炉本体:鉄、ペレット駆動部:アルミ・ステンレス、タンク:アルミ・ステンレス
推奨ペレット:ホワイト、長さ35㎜まで
薪長:25cm
煙突径:φ106
燃焼方式:クリーンバーン
生産国:日本
オプション:スタンド、ゴトク